耳鼻咽喉科 門前薬局の薬剤師は手際のよさと調剤スキルが必要かも?

耳鼻咽喉科 門前薬局の薬剤師は手際のよさと調剤スキルが必要かも?

耳鼻咽喉科の門前薬局の薬剤師のお仕事には幾つかのポイントがあります。

耳鼻咽喉科の門前薬局では散剤やシロップを扱うことが多いことから、他科の門前薬局よりも調剤スキルを要します。

しかしながら、最近は機械化が進み、全自動散薬分包機を導入している薬局も増えてきました。ですので、以前よりは散剤の調剤スキルを必要とされないかもしれません。

また、年々花粉症の患者さんは増えており、2月~5月まで耳鼻咽喉はとても混雑します。診察を受けるのに何時間も待たされてイライラしている患者さんもいらっしゃるでしょう。

患者さんのイライラを軽減するためにも迅速に対応することが必要となるでしょう。

それから、めまいや耳鳴りで受診される患者さんもいらしゃいます。溶連菌の患者さんもいらっしゃいます。そういった疾患の知識も必要となります。

それらの点を押さえつつ、耳鼻咽喉科の門前薬局で働く薬剤師になる際に注意しなければならないことを見ていきましょう。

耳鼻咽喉科 門前薬局でのジェネリック医薬品の取り扱いはどうするか。

耳鼻咽喉科の医師の考えも顧慮しなくてはなりませんが、テレビのCM効果や国民健康保険団体連合会からのお知らせの影響のせいでしょうか、患者さんのジェネリック医薬品に対する抵抗感も薄れているようです。

抗アレルギー薬の中には、とても高価なお薬があります。以前は喘息だけの適応だったお薬が、アレルギー性鼻炎にも使用できるようになりました。このお薬はとても高価ですので、耳鼻咽喉科の門前薬局でもジェネリック医薬品の使用を推奨していくことが望ましいかもしれませんね。

ただ、ご自身はジェネリック医薬品でもお子さんのお薬は先発品が良いと考えている保護者の方もいらっしゃるので、注意は必要かもしれません。

耳鼻咽喉科 門前薬局でお薬手帳の所持を勧めるべき?義務なの?

平成28年4月の調剤報酬改定により、調剤薬局によってはお薬手帳を持参しなかったり、作成しないと30円加算されてしまう薬局もあります。それに該当しない薬局もありますので、義務化とは言えません。

ただ、テレビの報道などで誤解されている患者さんもいらっしゃるので、きちんとした説明が必要になるかと思います。

しかしながら、古いタイプの抗アレルギー薬のなかには緑内障や前立腺肥大の患者さんには禁忌のお薬もあります。併用薬の確認をきちんと行うためにも、耳鼻咽喉科の門前薬局でのお薬手帳の所持は勧めたほうがよいかもしれませんね。

耳鼻咽喉科 門前薬局の特徴は処方は軽いが時間がかかることが多い

耳鼻咽喉科を受診する患者さんはお子さんの割合がとても多いですね。風邪から中耳炎を患い、耳鼻咽喉科を受診するパターンが多いです。風邪をひく度中耳炎になってしまうお子さんも多いようです。

処方内容は軽いのですが、散剤とシロップが処方されていることが多いので、調剤にはどうしても時間がかかってしまいます。テキパキと対応できる調剤スキルが必要でしょうね。

また、成人の患者さんももちろんいらしゃいますので、散剤やシロップばかりに時間を取られることなく、待たせることなく投薬するという配慮も必要となります

耳鼻咽喉科 門前薬局での調剤の技術は?調剤スキルが必要?

先ほどもお話ししたように、耳鼻咽喉科の門前薬局では散剤やシロップを扱うこと多いです。機械化が進み、全自動散薬分包機を導入する調剤薬局も増えてきました。

ただ、全自動散薬分包機で調剤すると時間がかかるため、短い日数の散剤は手動の分包機を使用することが多くなります。

機械化が進んでも、ある程度の調剤スキルは必要かもしれませんね。

それから、シロップは2~3種類の混合での処方が多いですね。配合不可や配合注意の組み合わせで処方されることは滅多にありませんが、知識として知っておく必要はあるかもしれません。

また、抗生物質のなかには併用注意のお薬が多いものもあります。患者さんに併用薬を確認することも必須ですね。

耳鼻咽喉科 門前薬局の患者は赤ちゃんからお年寄りまで年齢層はいろいろ。疾患の種類もいろいろ。

耳鼻咽喉科を受診する患者さんは風邪からの中耳炎、副鼻腔炎の方やアレルギー性鼻炎の方が多いです。なので、お子さんが多いのですが、なかにはめまいや耳鳴りで受診したお年寄りもいらっしゃいます。

中耳炎や副鼻腔炎は繰り返し患う患者さんが多いですし、めまいや耳鳴りもなかなか改善しない方もいます。

症状により処方される抗生物質やめまいのお薬が変わることもあります。そういった疾患やお薬に対応できる知識は必要となるでしょう。

耳鼻咽喉科 門前薬局の薬剤師は医薬品を熟知している必要がある

耳鼻咽喉科では症状によって、いろいろな抗生物質が処方されます。ペニシリン系からニューキノロン系までたくさんの種類があります。調剤薬局で採用となっている抗生物質は系統立てて覚えていく必要がありますね。

慢性副鼻腔炎では抗生物質を低用量で服用する場合もあります。ですので、抗生物質について深い知識があった方がよいでしょう。

また、抗生物質の散剤の中には、スポーツドリンクやヨーグルトと一緒に服用すると苦味が強くなるお薬もあります。散剤の扱う上での知識も必要となります

そして、耳鼻咽喉科の門前薬局では抗アレルギー薬もよく調剤します。抗アレルギー薬の中でもヒスタミン受容体拮抗薬には古典的なものから新しいものまで多種類のお薬があります。

それぞれ特徴も違い、緑内障や前立腺肥大の方に禁忌のお薬もあれば、禁忌ではないお薬もあります。眠気の出にくいヒスタミン受容体拮抗薬も出てきました。

他の抗アレルギー薬との併用もあわせて、知識として必要となるでしょう。

耳鼻咽喉科 門前薬局の薬剤師は服薬指導で服用するときの注意点を伝えることが大切

先ほどもお話ししたように、耳鼻咽喉科では抗生物質を処方されることが多く、ほとんどのお子さんには散剤が処方されます。ですが、散剤の服用を嫌がるお子さんも多く、困っている保護者の方も多いようです。

そのような時は、服薬補助ゼリーをお勧めしても良いのですが、ココアと一緒に服用すると苦味が緩和され飲みやすくなります。アイスなどもよいでしょう。逆にスポーツドリンクやヨーグルトと一緒に服用すると苦味が強まってしまうこともあります。

ですので、散剤の服薬指導時には服用の仕方をアドバイスすることで保護者の方の不安を解消できると思います。

それから、保護者の方のなかには、お子さんの薬には敏感になってらっしゃる方もいます。服用上の注意以外にも体重・アレルギー・副作用の確認と丁寧な服薬指導が必須ですね。

耳鼻咽喉科を受診する前に小児科を受診している方も多いので、併用薬の確認も必要となるでしょう。

また、耳鼻咽喉科には溶連菌の患者さんもいらっしゃいます。抗生物質が7~10日分と少し長めの処方となります。感染力が強い疾患ですので、発疹などの副作用がなければ7~10日分きちんと服用する旨を伝えなければなりません。

そして、先ほどからお話ししているように、緑内障や前立腺肥大などの既往症を確認することも大切なことです。

それから、めまいや耳鳴りで受診される患者さんはなかなか治らず困っている方も多いので、その気持ちに寄り添えるような服薬指導ができるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

耳鼻咽喉科の門前薬局は軽い処方が多いように思われますが、調剤スキルや耳鼻咽喉科特有の処方の知識が必要となります。

素早い調剤が要求されますが、既往症や併用薬の確認も必須です。

また、お子さんの患者さんの保護者の方に服薬指導をすることも多いので、丁寧に服薬指導をする必要があるでしょう。

しかしながら、散剤やシロップの調剤スキルが向上し、抗生物質や抗アレルギー薬の深い知識が得られるよい機会だと思いますよ。

興味があるのであれば、まずは薬剤師専門の転職サイトに登録し、担当さんに情報収集を行ってもらいましょう。

転職サイトランキングを見る