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総合病院薬剤師から門前薬局薬剤師への転職は?

門前薬局は病院より楽というのは間違い?

近頃の6年制の薬学部の新卒者は病院への就職を「薬剤師として勉強したかったから。」と希望する方が増えています。

薬剤師全体の約2割が「病院・診療所の従事者」となっており、優秀な人材が病院に流れていく傾向にあります。

病院薬剤師の求人は、新卒採用がほとんどで求人数にも限りがあります。門前薬局と比べると狭き門となりますね。

そのような、狭き門をくぐり抜けた病院薬剤師でも転職したくなる時はどんな時でしょうか。

病院から転職のきっかけは?

私は、新卒で総合病院に就職した女性薬剤師です。総合病院ならば、薬剤師としていろいろな勉強ができると思ったからです。

実際、総合病院での薬剤師業務は多種多様な薬を扱う調剤、輸液のミキシング、入院患者さんへの服薬指導、医師や看護師を交えたカンファレンスなどがありました。

勉強会や研修会なども頻繁にあり、病院薬剤師としてはとても充実した日々を送っておりました。

しかしながら、ひとつだけ悩みがありました。それは職場の人間関係です。直属の上司がとても厳しい人で、少しのミスも許されませんでした。

病院薬剤師であればミスをしないのが、当然なのかもしれませんが・・・。毎日、ネチネチと言われ続けると精神的なプレッシャーになり、またストレスにもなっていきました。

それから、総合病院ですので定期的に当直もあり、休日は少なく、やりがいはありますが体力的にもハードな日々が続きました。

直属の上司に有給休暇を取りたい旨を申し出ると、「休みぃ?」とまたネチネチ言われてしまいました。新卒で就職して4年目のことでした。

医薬品についての知識や調剤スキルもそれなりに習得しておりました。精神的にも肉体的にも疲れてしまい、転職を考えるようになりました。

転職活動はどのように行ったの?

私は転職するにあたって重視したのは、「休日がしっかり取れる」という点と「薬剤師としてのスキルの維持」でした。

私なりに転職先を探したところ、大学病院の門前薬局や大きな病院の門前薬局が良さそうだなと思いました。

なぜなら、大きな病院は診療時間が午後5時頃までで、土日祝日も休みであることが多いため、門前薬局も遅くまで開いていない場合が多いのです。

それから、いろいろな診療科目の処方せんを扱うため、薬の知識も衰えづらいと思ったからです。

しかしながら、個人でよりよい職場を探すのには限界があります。そこで、私は薬剤師専門の転職サイトに登録して、希望している条件をコンサルタントに伝えました。

コンサルタントの話によると、「病院薬剤師は病院での実務経験があるため、知識もスキルもあり歓迎される人材」のようです。

すぐに幾つかの大学病院の門前薬局や大きな病院の門前薬局を紹介されました。

転職先の門前薬局を決めたポイントは?

転職サイトのコンサルタントが挙げてくれた門前薬局の中から私が選んだのは、総合病院の門前薬局でした。

勤務条件もさることながら、大手調剤薬局の門前薬局ということで、社員教育も充実しており、勉強会なども頻繁に行われていました。

その門前薬局の薬剤師の方々も勉強熱心な方が多く、門前薬局で製薬会社のMRを呼び、勉強会を行っているという点に魅力を感じました。

初めての転職活動で不安もありましたが、門前薬局での面接の際にもコンサルタントが同行してくださり、細かな条件の交渉はコンサルタントが行ってくれました。

門前薬局での面接時の印象が良かったこと、勤務条件も私が希望していたものに近かったため、こちらの門前薬局に転職することに決めました。

転職先の門前薬局の様子は?病院との違いは?

転職した総合病院の門前薬局は、処方せん枚数が1日平均200枚でお昼頃と夕方、混雑します。

薬剤師は7名で混雑時には「けっこうハードだな。」と感じることもあります。

総合病院の門前薬局のため、さまざまな診療科目から処方せんがくるので、調剤するのにも服薬指導時にも神経を使いますね。

医薬品についての幅広い知識や臨機応変に対応できる柔軟性も必要かなと思います。

門前薬局では、初めて経験することが多く戸惑うこともありました。

まず、処方せんの受付ですが、事務さんの手が空かない時は薬剤師が行います。

お会計も門前薬局では薬剤師自身が行います。混雑時で急いでいるとお釣りを間違えそうになることもありました。

閉店後はレジの現金と日計表と照らし合わせます。合わない場合、ひとつひとつチェックしていくのです。

在庫に関しても病院は大まかに把握していればよかったのですが、門前薬局では半錠のロスでも記録に残していきます。

門前薬局では、調剤、服薬指導だけではなく、さまざまな仕事をこなさなければなりません。フットワークが必要となりますね。

それから、2014年の診療報酬改定から門前薬局にも24時間対応が求められるようになりました。

ですので、勤務している薬剤師が交代で24時間電話対応の当番をしなければなりません。

また、最近になって在宅医療を取り組む話も出てきました。在宅医療では高カロリー輸液のミキシング、注射処方せんの取り扱いなどが必要となるようです。

私の病院勤務の経験が活かせるチャンスがきたと在宅医療のチームに加われることに期待をしています。

ですので、病院薬局とはまた違うやりがいを感じ始めています。

門前薬局でもいろいろな業務が増え、思っていたよりも大変ですが、土日祝日はしっかり休めますし、年収も400万円から450万円と少しですがアップしました。

そして、なにより職場での人間関係も問題なく、楽しく仕事を行うことができています。

転職して良かったなと改めて思いました。

まとめ

いかがでしたか?

病院薬剤師としての仕事のやりがいも大事ですが、職場の人間関係や労働条件も大事ですよね。

少し前までは「門前薬局は病院より楽」というイメージがありましたが、最近は門前薬局も取り巻く環境も変わってきているようです。

病院という職場を手放して転職するならば、しっかりと情報を集め、慎重に転職先を選んだ方がよいでしょう。

多くの情報を集めるという点では、薬剤師専門の転職サイトへの登録が有効となるでしょう。

コンサルタントがあなたの希望の条件にあった求人を見つけてきてくれます。

詳しい職場環境についてなども事前に教えてもらえるので、あなたが求人先へ問い合わせる必要はありません。

せっかくですから、病院薬剤師としての知識やスキルを十二分に発揮できて、あなたの希望条件を満たした門前薬局の転職先を紹介してもらえるようにコンサルタントに依頼してみるとよいかもしれませんね。

まずは、薬剤師専門の転職サイトに登録することをお勧めします。


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ門前小僧 編集部

門前小僧は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


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